エネルギーや省エネのこと

スマートライフを始めよう 〜脱炭素社会への取り組み〜

昨今、エネルギーを効率よく活用する「スマートライフ」が注目されています。スマートライフを実践すれば、経済性や防災性のメリットも。これからの時代のライフスタイルとして知っておきたいスマートライフについて詳しく解説します。

スマートライフとは?

スマートライフとは、エネルギーを効率よく上手に利用する暮らし方のことです。暮らしに必要な電力を家庭で管理し、無駄なく利用するライフスタイルです。

スマートライフは、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」の3つを組み合わせることで実現します。省エネは電力消費量が少ない省エネ家電のこと。近年の省エネ家電は10年前に比べ大幅に電力消費量が削減されており、エネルギーを効率的に利用することができます。

創エネは太陽光や風力など、自然の力を利用してエネルギーを作り出す機器です。太陽光パネルを屋根などに設置する太陽光発電は、家庭でも取り入れやすく広く普及しています。創った電気をそのまま家庭内で使用することができます。蓄エネは蓄電池や電気自動車(EV)など、電力をためて必要な時に利用できる機器です。太陽光発電と連携し電力を充電しておき、夜間に利用したり余剰電力を電力会社に売ることも可能です。

これらの機器はHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる管理システムでエネルギーを管理します。HEMSは、家庭内で電気を使用する機器につないで使用量や稼働状況を「見える化」できるシステムのこと。エネルギーを一括管理でき、利用効率が一目で分かるため、省エネ意識も向上し節約に繋がります。多くの大手家電メーカーなども開発、販売しています。

スマートライフ実現化のための具体的な取り組み

未来のスマートライフの実現に向けて、企業だけではなく国や各自治体も積極的に施策や事業に取り組んでいます。国がスマートライフに注目している理由は、環境に優しくエネルギーの節約になるだけでなく、防災性や革新性などにも優れている点です。

経済性・環境性の両立

電力は現代社会になくてはならないエネルギーですが、電力会社に頼りきりになると電気代がかさんでしまいます。またほとんどが火力発電に頼る日本の電力構成では、地球温暖化の原因となるCO2排出量が問題になっています。

太陽光発電による創エネやV2Hなどの蓄エネを取り入れることで、電力会社からの供給の他にエネルギーを無駄なく上手に使うことができ、電気代の節約に繋がります。また電力供給の節約にもなるため環境にも配慮できます。

自然災害への防災性

大地震や大型の台風など、近年多発する自然災害や大規模停電に備えることは現代社会の大きな課題です。スマートライフでは電気自動車などに余ったエネルギーをためられるため、予期しない停電の際も電力を利用することができます。また、太陽光発電などの創エネ機器で日中エネルギーを作り出し夜間利用することも可能で、復旧に時間がかかる大規模な災害にも備えることができます。

生活に最先端を取り入れる革新性

スマートライフは、EVやV2Hといった最先端の機器を生活に取り入れることになります。変化の早い現代社会において最先端の機器を備えることは、資産価値の向上に繋がります。また、新しい機器を導入し整備することで、清潔で健康的な暮らしを送ることが可能です。

最先端の機器は電力の利用効率もよく、いまある家電を使い続けるよりも電気代の節約に繋がります。

<まとめ>

スマートライフは経済的で最先端なライフスタイルが実現します。環境にも優しく、世界的な課題である地球温暖化対策としても、防災対策としてもこれからの時代に適したスタイルと言えるでしょう。

スマートライフを導入したいけれど何から始めればいいか迷う方、さらに詳しく知りたい方は、こちらまでお気軽にお問い合わせください。